幸せになる勇気ー1

#113

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アドラー心理学を学ぶ上でおすすめしたいのが、
 
嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」です。
 
 
以前、「嫌われる勇気」を読んで学んだことを書いてきました。
 
子どもたちへのそろばん指導においても、アドラー心理学はとても有効であると考えています。そこでもう一度学び直したいと思い、「幸せになる勇気を読むことにしました。
 
今回から何回かに分けて、本を読んで学んだことを書いていこうと思います。アドラー心理学の内容を全く知らない方は、僕が以前書いた「嫌われる勇気」の投稿をご覧ください。
 
まとめた投稿はこちら↓

 
<物語の設定>
青年と哲人の対話形式。「嫌われる勇気」の設定から3年後の世界を描いている(本の出版が「嫌われる勇気」の3年後のため)。青年は図書館の司書を辞め、学校の教師となった。アドラー心理学の教えを実践しようとしたものの上手くいかず、再び哲人のもとへと訪れた。
 
今回は第1回として、教育の目標に関する内容について書いていきます。
 
〜内容〜
 
 

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1. アドラー心理学が掲げる目標

まずはじめに、本書に登場する「アドラー心理学が掲げる目標」について触れておきます。

行動面」と「心理面」の2つがあり、それぞれ以下の内容です。

・行動面の目標
①自立すること
②社会と調和して暮らせること

・心理面の目標
①わたしには能力がある、という意識
②人々はわたしの仲間である、という意識

これらは、どんな対人関係であっても大切な内容です。アドラー心理学の内容を端的に表している内容とも言えますね。これらの目標を、しっかりと覚えておきましょう。

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2. 教育の目標は「自立」

教師という立場で、子どもたちとどう接するべきか。アドラー心理学の内容をどのように実践すればいいのか。簡単にできることではないですし、即効性があるわけでもありません。時間をかけて、じっくりと実践していく必要があるのです。

さて、「教育の目標はなにか?」と聞かれたとき、あなたはすぐに答えることはできますか?

学力を伸ばす、社会性を身につける、といった答えがありそうですが、本書ではシンプルに「自立」と表現しています。教育を通して子どもたちには自立してもらい、社会で活躍していってほしいのです。

そのために教師がすべきことや、親がすべきことが何かを深く考えていく必要があります。

まずは何をすべきなのか?そのことを次に書いていきます。

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3. 尊敬から始めるー他者の関心事に関心を持つ

尊敬」から始めよ。それがアドラー心理学の考え方です。「自分のあこがれの人に対して抱くもの」と考えられがちですが、そうではありません。

尊敬とは、ありのままのその人を見ること

であり、

尊敬とは、その人が、その人らしく成長発展していけるよう、気づかうことである

と書かれています。

ありのままにその人を見る

というのは意外と難しいもので、どうしても子ども扱いしてしまったり、「どうせ〇〇するんだろう」と考えてしまったりしまいがちです。しかし、そのように考えて子どもたちと接しても、良い関係は築けません。

子どもは、子供扱いされると反発します。大人になった方も、子供の頃にそのような経験があったのではないでしょうか?

また、何かを決めつけられたら嫌に感じませんでしたか?「ちゃんと自分のことを見てよ!」と思った経験がある方もいるかもしれません。

尊敬とは、子供扱いや決めつけをせずに「ありのままに見る」ということなのです。変な疑いを持たず、純粋にその人のことを見る。その姿勢が大切なのです。

そして、尊敬を寄せるための具体的な行動としては、

他者の関心事に関心を持つ

です。

子どもは好奇心旺盛で、いろいろなことに関心を持ちます。「そんなことに夢中になってどうすんの…」と思ってしまうこともあるかもしれません。そのときに「そんなことしないで勉強しなさい」という声をかけてしまったら、子どもをありのままに見れていません。子どもは反発します。「自分のことをわかってくれないんだ」と。

どんな関心事であれ、「この子はこういうことに興味・関心があるんだな」ということを理解しようとする。そうすれば子どもたちも、「この人は自分のことをありのままに見てくれている」という安心感を抱くことができ、良い関係を築くきっかけとなっていくのです。

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4. 共感するーもしも同じ種類の心と人生を持っていたら

子どもを始め、相手のことをありのままに見るためには、

もしも同じ種類の心と人生を持っていたら」と考えることが大切です。

相手の行動が理解でない」と思うことは誰にでもあると思います。しかし、それで相手を批判してしまうと、絶対に良い関係は築けなくなってしまいます。

人それぞれ、周りを取り巻く環境や対人関係は異なります。常に幸せを感じている人もいれば、周囲とうまくいかなくて終始イライラしている人もいます。

幸せに感じている人をAさん、イライラしている人をBさんとしましょう。

Aさんから見ると、Bさんがイライラしていることを理解するのは簡単ではありません。なぜなら、自分はイライラしたりしないからです。もちろん、逆の立場であっても同じです。環境や対人関係が異なるので、相手のことを正確に理解するのは難しいものです。

そこで、「もしも同じ種類の心と人生を持っていたら」と考えてみるのです。

Bさんの周りの環境や抱えている不安や不満が、もし自分にあったらどう考えるだろうか?

もしかしたら、Bさんと同じようにイライラしてしまうのではないか?

このように考えてみることが、「共感」なのです。

相手を理解するためには、このように相手の立場になって考えてみることが大切です。そのように考えることで、相手と良い関係を築いていくことが可能です。自分の立場だけでは考えてはいけないのです。

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F. 最後に

「教師が生徒にどう接していくべきか」という視点で書いてきましたが、これはあらゆる対人関係においても言えることです。

相手を理解するために、まずは「尊敬」をする。これは自分からやっていく必要があります。

また、尊敬するためには「相手の関心事に関心を持つ」必要があります。偏見や上から目線で相手を見ず、その人をありのままに見ることが大切です。

そして、相手を理解するために、「もしも同じ種類の心と人生を持っていたら」と考えることを忘れてはいけません。

今回の内容は、良い関係を築いていくための第一歩となる考え方です。それだけに、疎かにはできません。

「幸せになる勇気」では、教育に関わる内容がたくさん書かれています。今回書いた内容のあとには、「賞罰教育の否定」や「子どもの問題行動の傾向」についても丁寧に解説されています。これらの内容もとても良い学びとなったので、次回の記事ブログで書いていこうと思っています。

アドラー心理学の内容に関心のある方は、引き続きこのブログを読んでくださると嬉しいです。

また、何か意見やコメントがあれば遠慮なくお寄せください。Twitterでのリプでも構いません。よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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