#103
会社を辞めてから、約4ヶ月が経ちました。
辞める前と比べると、今は自由に生きることができています。 そろばんの指導は楽しいですし、 良い子どもたちにも恵まれています。
新型コロナウイルスの影響により、 就活で苦労されている方も多いかと思います。 以前は就活についての考え方を(偉そうに)書いていましたね。
今までは、「就活する上でこのブログを参考にしてみてください」 と言っていましたが、今はもう違います。
「こういう考え方の人もいるんだよ」 ということを知っていただければと思います。必ずしも、 会社でうまくやっていける人ばかりではないのです。
「ブログは自分史作りである」
というのが自分のモットーなので、「どうして会社を辞めたのか」 をしっかりと記録しておきたいと思うようになりました。
色々と理由があります。色々と迷い、色々と相談した結果、 辞める決意をしたのです(色々が多い笑)。
今回は、会社を辞めた理由の一つを紹介します。 考え方は人それぞれなので、 あくまでも一意見として捉えていただければと思います。
辞めた理由②
辞めた理由③
辞めた理由①:「 目標を立てたりスケジュールを組んだりするのが苦痛だったから」
★予定通りに行動ができない
僕は結構、自由な人間です。誤解のないように言うと、 いつも予定通りに行動できない人間です。
AとBというタスクをやるつもりだったのに、Aと( やる予定がなかった)CとDをやってしまう、 というのが日常茶飯事です。
時には予定通りにこなすこともあるのですが、それは気分次第。 自分にもわかりません。
会社では、部署ごとにそれぞれ目標があります。「〇月までに△ というプロジェクトを達成する」といったものですね。 その目標を達成するために、 細かくスケジュールを立てていく必要があります。
それ以外にも、個人の目標もあり、必ず立てる必要がありました。 「〇の案件を△件こなす」といったものです。 会社への貢献度がどれくらいかを測るものであり、 昇給にも関係してきます。
僕は、自分に合った目標を立て、 そのためにスケジュールを組んで行動することが苦手なのです。 苦手というか、嫌いだったのです。
今までの人生で、もちろん目標を考えたことはありました。ただ、 それはぼんやりとしたもので、 やっていきながら詳しい方向性を決めていきました。
また、スケジュールも立てたくありませんでした。 途中で気分が変わって別のことを取り組むことが多く、 予定通りにいかないことが多いからです。 やるときは一気に熱量を持ってこなしていきますし、 やらないときは全くやりません。行動パターンが極端なのです。
スケジュール云々よりも、 今日1日全力でこなすことが大事だと思っています。「 いついつまでにどれぐらい終わらせられるか」ということを、 精密に考えることはできませんでした…。
「いやいや、 そういうのは社会人としてできるようにしないといけないことでし ょう」というお叱りの言葉をいただきそうですが、 苦手なことは苦手です。20年以上構築してきた価値観をシフトさせることは、かなり難しくて苦しいものでした。
もちろん、目標の立て方、 スケジュールの組み方についてはアドバイスをもらいました。 ただ、正直なところ「面倒だな」と感じてしまったのです。
★先輩方の働く姿を見て、目標というものが嫌いになった
僕が所属していた部署は、結構忙しかったです。 突然やってくる案件もあったため、個人のタスクはもちろん、 部署としてのタスクも予定通りにいかないことが多かったです。
しかし、それでも目標のためにがんばらないといけない。 残業をして、何とか無理してでも達成しないといけませんでした。
特に、辞める直前の2020年1月は、 目標達成のために残業しないといけないという状況に追い込まれて いました。「今月までに終わらせないといけない…」 そんなプレッシャーがかなり大きくのしかかったのです。
予定通りにできなくて苦しかったけれど、 それでもやらないといけない。逃げるに逃げられず、 我慢の日々が続きました。
かなり苦しかったのですが、先輩方も苦しそうでした。 毎日遅くまで残業して、 月末は残業の時間調整で早く帰らないといけない先輩もいました。 体調を崩し、毎日マスクをしている先輩もいました。
そんな光景を数ヶ月見てきて、「この先の将来、お先真っ暗だな… 」と思ってしまいました。同時に、僕は「目標」 というものが嫌いになってしまいました。
「目標を達成しないといけない」。 そのために自分の体を壊してまで働くことに何の意味があるのか。 自分たちを苦しめるのであれば、「目標」 なんて立てないほうが良いのではないか。 そんな怒りの気持ちが湧いてきてしまったのです。
部署によって、残業時間はバラバラですが、 目標達成のために残業しないといけない部署は多いはずです。 僕はそういう環境にものすごくストレスを感じます。 長い期間働くのは無理だなと感じましたね。
★「終わり」があったから何とか頑張れた
とはいえ、これまでも苦しい経験はたくさんありました。
「部活」では、「リーグで優勝して昇格する」という目標のため、 ほぼ毎日きつい練習をこなしました。 熱中症になりそうだったときもあり、かなり苦しかったですね。
大学院の「研究」は、目標というわけではありませんが、「 修士論文を書き上げる」というタスクがありました。 何か新しい発見や考察を見つけないといけなかったので、 それはそれでプレッシャーでした。 ストレスに押し潰されそうなときもありましたね…。
ただ、どちらも何とかやり切りました。「終わり」 があったからです。部活は大学3年の夏まで。大学院は2年間。 明確な終わりのラインがあったので、「 そこまでは何とか我慢して頑張ろう」 と思うことができたのでした。
しかし、会社は違います。 自分が辞めるという決断を下さない限り、 この先ずっと続くのです。
「こんなに苦しい日々が、これからもずっと続いていくのか…」
そんな絶望感を感じてしまいました。
以上が、会社を辞めることにした理由の一つです。
「考え方が甘い」と言われるかもしれません。しかし、 普通の人が当たり前にこなせることが、 自分にはかなり難しいのです。周囲との「ずれ」には、 結構苦しみました。
とはいえ、 全く目標を立てたりスケジュールを組んだりしないかというと、 そうではありません。「状況に応じて」ですね。
「目標を立てた方が良い」
「スケジュールを組んだ方が良い」
そういう気持ちを自分で持てたときはできますね。 この2つが大切なことであることはわかっているつもりです。
会社に属する限り、 我慢しないといけないこともたくさんありますが、 あまりにもストレスになったり体調を崩しそうになったりした場合 は、無理をしてはいけないと思います。
とはいえ、 これだけが会社を辞める決め手になったわけではありません。 他にも理由があります。他の記事もぜひご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
辞めた理由②
辞めた理由③
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