知っておきたい「違い」

#57 

今回は、先月の22日に放送された「池上彰のニュースそうだったのか!」の内容を元に書きたいと思います。

普段耳にする言葉の違いについて、色んな内容を取り上げていました。その中で勉強になったことについて、いくつか書きたいと思います。

何が書かれているか?〜目次〜

1.新聞とテレビの違い

2.憲法、法律、条例、政令の違い

3.診療所と病院の違い

4.薬局と薬店の違い

5.台風と熱帯低気圧の違い

6.銀行と信用金庫の違い

7.最後に

 

1.新聞とテレビの違い

どちらも、私たちにニュースを届ける点で一致していますが、情報の偏り方に違いがあります。

新聞は情報が偏っていても良く、テレビは情報が偏ってはいけません。

新聞は、配達員によって各々の家に届きます。新聞社ごとに各自で新聞を配達するのです。しかしテレビの場合、公共の電波を使って家に届きます。つまり、テレビの情報の方が国民に影響を与えやすいのです。そのため偏った放送はしないようにしているのです。

(とはいっても、テレビ局ごとに放送の仕方が違うため、何を見ているかによって情報が若干異なってきます…。)

テレビでは、ある議論が与えられたとき、それに「賛成」あるいは「反対」と決めてはいけません。一方、新聞ではそれが許されるのです。

普段私たちは、複数の新聞を読むことはありません。しかし、新聞によって取り上げ方にかなり違いがあるのです。

例えば、大手の新聞社5社のうち、今の安倍政権に肯定的か否定的かが、下の図のように異なるそうです(池上さんの考え)。

 

つまり、もし産経新聞しか読んでいないと、安倍政権に都合の良いことしか情報が入ってこない可能性が高いです(書かれていても目立たないように書いてあるでしょう)。一方で毎日新聞しか読んでいないと、安倍政権の悪いところばかりに目が行くのです。

池上さんは、新聞を何冊も読むといいます。新聞によって、取り上げ方が全く異なるからです。

新聞に限らず、ある特定のメディアのみから情報を得る傾向があります。そうすると、偏った情報しか頭に入らない可能性があります。いろんなメディアを通して同じニュースを見つめることが大切だなと思いました。

2.憲法、法律、条例、政令の違い

これは、中学の社会の授業でやりましたね笑。しかし、日々触れている話題ではないため、忘れてしまいがちです。この際確認しておきましょう。

誰が守るかによって、違いがあります。

憲法国家権力が守るべきもの
法律国民が守るべきもの

法律は憲法に違反しない範囲で制定できます。憲法が一番上にあり、それを元に法律が作られていくのです。

条例都道府県や市区町村などの住民が守るべきもの

法律は全国民が守るべきものでしたが、条例は特定の地区(定められた場所)に住む住民が守ります。また、そこの地区を通過した人や滞在している人なども守る必要があるのです。

法律は憲法に違反しない範囲で作られますが、条例は法律に違反しない範囲で制定されます。「憲法」、「法律」、「条例」というのは繋がっているんですね。

さて最後の政令ですが、これは政府が作るもので、「法律の取扱説明書」と言われています。国民が守るべきものです。

細かい取り決めが書かれているのですが、わかりづらいので番組の例をそのまま引用させていただきます。

例えば、「肥満税法」という法律があったとします。しかし、この法律だけでは、「何キロ以上に課税するのか」、「身長とのバランスはどう考慮するのか」、「どの時間帯に計測するのか」、などといったことが曖昧でわかりません。

このような細かいことを、政府が決めて発表しています。政令は「法律のトリセツ」なんですね。

以上、「憲法」「法律」「条例」「政令」4点について説明しました。これらの関係はしっかり知っておきたいです。

3.診療所と病院の違い

単純に、入院用ベッドの数が違います。

診療所入院用ベッドが19床以下
大病院入院用ベッドが20床以上

ちなみに、入院用ベッドが400床以上だと「大病院」と呼ばれるそうです。

用途としては、規模が小さい診療所は「通院で治療」し、病院は「入院しながら治療」、規模が大きい大病院は「高度な医療で治療」という形になっており、規模が大きいほど重い病気を扱う傾向があります

ただ、ちょっとした症状でも大病院で見てもらいたい人がいるのも現状です…。なるべく近くの小さい診療所で見てもらい(これを「かかりつけ医」と言います)、重たい病気であれば医者に招待状を書いてもらうように勧めています。

もし紹介状無しで大病院に行った場合、初診料は以下のように追加料金が発生してしまうそうです。このように、なるべく診療所へ行くように仕向けています。これは、病院の混雑対策にも役に立っているのです。

4.薬局と薬店の違い

僕自身、「薬店」という名前を聞いたことがなく、2つの違いがさっぱりわかりませんでした…。

英語に直すと、

薬局pharmacy
薬店drugstore

となっています。

薬局は、薬剤師が常駐し、処方せんの薬を調剤してくれるところです。

一方薬店は、一般用の医薬品が買えるそうで、薬剤師が常駐していないそうです。

薬剤師が常駐しているかどうか」で変わってくるんですね。

今、薬局は増えていますが、その数は全国のコンビニの数より多いのです。これは意外でした。

なぜ、こんなにも多いのかというと、「医薬分業」という考え方があるからです。

昔は、病院で治療し、薬も処方するというのが普通だったそうです。ただ、薬を処方すると利益も上がるため、必要ないのにたくさん処方するということが病院側ではあったそうです。

それは問題ということで、「治療」と「薬の処方」の場所を分けるようになりました。全国の病院の66.1%が医薬分業を行っているそうです(2012年時点)。

ちなみに、薬局での「調剤基本料」というものの値段が、場所によって違います。

病院から近いほど、さらに大手の店ほど安くなるそうですね。これにより、一つの薬局に人が集中しないようにしているのです。

薬局の場所や規模によって、値段が変わってくることは知りませんでした。今後はこの値段の差に気にかけてみようと思います。

5.台風と熱帯低気圧の違い

よく台風は、発生してしばらくした後に温帯低気圧に変わりますよね。両者は風速の大きさに違いがあります。

中心付近の最大風速が秒速17.2m以上」のものを台風と言います。それ以下であれば熱帯低気圧です。

そもそも、台風は気温が高いほど強くなります。海の水が蒸発する量が増えることにより、たくさんの渦を巻いていくそうです。

特に、最近は海水温の温度が上がっているため、日本の近くでどんどん台風が発達するそうです。海水温が上がると降水量も増えてしまうため、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。

台風の強さの呼び方には種類があり、最大風速の大きさによって、以下のように分けられています。

非常に強い」という言葉はよく聞きます。「猛烈な」というのはあまり聞かないため、この言葉を聞いたら相当やばいんだなと心しておかないといけません。

また、台風の大きさにも呼び方に違いがあり、強風域の半径が500〜800kmだと「大型」、それ以上だと「超大型」と言うそうです。

台風は、日本に何度もやってきます。どれくらいの規模で、どの程度の強さなのか。報道される言葉から、大体のことが理解できるようにしておきたいと思いました。

6.銀行と信用金庫の違い

両者の違いとして、まず規模があります。

銀行の中では「都市銀行」と「地方銀行」に分けられます。

都市銀行は、全国に支店がある大きな銀行で、主な取引先は大企業です。

(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行など)

地方銀行は、各都道府県に本店があり、主に地元の企業に融資します。

(横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行など)

一方、信用金庫はさらに規模が小さく、中小・零細企業と取引しています。

このような規模による違いがありますが、違いはこれだけではありません。

銀行は株式会社です。そのため、株主の利益を優先してお金のやりくりをしないといけません。

一方信用金庫は、利益第一ではなく、地域の発展・活性化のために活動しています。営業地域も一定の場所に限られており、地域密着型になっています。

行数を考えると、信用金庫などからなる地域密着型の組織が7割を占めています。街中で都市銀行の看板をよく見かけますが、そのような銀行はごく少数であることが下の図からわかります。

7.最後に

ここまで書いてきましたが、いかがだったでしょうか?知っていそうで知らないことは多いです。常に学び続けないといけないなと改めて感じました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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