佐藤可士和の超整理術

#43 

最近、本を読む頻度が少なくなっていますが、今でも読書の習慣は続けています。

今日紹介する本はこちらです。

超整理術」ってなんだ…?と思いましたが、この本を読むと「整理」することの大切さを知ることができます。ここでいう「整理」とは、身の回りの整理だけではなく、頭の中の思考の整理も指します。

そして、佐藤可士和さんという方は初めて知りました。同時に、「アートディレクター」という仕事についても初めて知りました。幅広い分野で仕事をされており、そこから得られた経験談がたくさん書かれています。

この本は、仕事を効率よく進める上で大切なことがたくさん書かれているため、多くの方に読んでいただき、本に興味を持っていただけたら嬉しいです。

何が書かれているか?〜目次〜

0.整理することのメリット

1.「空間」の整理術

2.「情報」の整理術

3.「思考」の整理術

4.まとめ

 

0.整理することのメリット

なぜ、整理をする必要があるのか。本文には以下のように書かれていたので、そのまま引用させていただきます。

現代社会というのは非常に複雑な状況です。リアルな世界とインターネットなどのバーチャル世界が境目なく存在し、脳の中で作られた”脳化社会”がイメージ世界として広がるなど、いくつもの世界が混在し、とてつもないカオス状態が蔓延しているのです。

私達は、世界がそんなに複雑ではないと考えがちですが、そうではないというのが可士和さんの考えです。複雑ではないと思うからこそ、表面的な面だけにしか目を向けず、物事の本質を見抜くことはできない…。確かにその通りだなと思いました。

以下で三段階の整理術について書いていきますが、物事の根源にまで立ち返って解決しようという意識を持たないといけないと言います。僕も面倒くさがりのため、表面的な面でしか物を考えないことが多いです。可士和さんの言葉は胸に刺さります…。

1,2,3と順々と難易度は上がっていきます。一つずつ書いていきたいと思います。

1.「空間」の整理術

まず、「空間」ということで、身の回りの整理をすることから始めるべきだと言っています。ポイントになる考え方は、「優先順位をつける」ということです。

例えば鞄の中。僕は色んなものを詰めすぎてしまって、荷物が重くなることが多いです。しかし、すべての荷物が必ずしも必要であるとは限りません。要らないものは減らし、必要なものだけをピックアップして、身軽に行動できると理想です。つまり、持っていくものに優先順位をつけるということですね。

また、机周りの整理も優先順位をつけることが大事になってきます。生活しているうちに、日々物は増えていきます。そのままためておくと机は確実に汚くなります笑。それを避けるために、「必要なもの」と「必要ではないもの」を区別する必要があるのです。

普段使わないものや、似たような機能を持つものがあれば、勇気をもって捨てる。「とりあえず取っておこう」と物をためておくと、整理ができなくなります。また、一度にたくさん整理するのは大変のため、定期的に整理すべきだと言います。

「無駄なものがあると集中しづらい」というのは、メンタリストのDaigoさんの本にも書かれていました。

机は作業するための場所、という目的を認識することは大切です。物置きのためではありません。まずは身の回りのものから整理することで、作業が効率よくできるようにすることが大切です。

2.「情報」の整理術

相手に「情報」を伝えるというのは難しいものです。僕も、他人に物事を伝えるというのは得意ではありません。何が大事で、何を重視して話すべきかということを、しっかり意識しないといけないなと思っています。

そこで大切なのが、「自分なりの視点を持ち込むこと」だそうです。そして、視点を導入することで、最終的には「ビジョンを導き出すこと」を目指すべきだといいます。ビジョンとは、あるべき姿のことです。特に問題解決のためには、どういうことを最終的に達成したいかというビジョンを明確にする必要があります

自分なりに視点を導入していくことが求められますが、大事なことは「本質を見抜くこと」。本質を探るには、引いて見つめることが大切だそうです。つまり、客観的に見つめるということですね。

「普通〜だよな」と思うことでも、もしかしたら間違いがあるかもしれません。例えば、ブログで、レイアウトや書式などに力を入れていたとします。この時、「多くの人に読んでもらえる」という前提で思考を巡らせていますが、「そもそもブログを多くの人が読むかどうか」というのはわかりません。もし読んでいる人が少ないのであれば、「ページを開いてもらうために何をすべきか?」というのを考えなければならないのです。

視点を引いて客観視すると、色んなことが見えてきます。思い込みを捨て、多面的な視点で物事を見ることができれば、物事の本質が何なのかがわかってくるのではないかと思いました。

3.「思考」の整理術

情報を整理することも難しいですが、自分自身を知ることも難しいです。また、自分がどういう気持ちなのかも理解は容易ではありません。

その理由としては、考えが頭の中にあるだけで、形になっていないからです。周りの情報であれば、読める文字で書いてあるため、そこから整理していけば大丈夫です。ただ、頭の中でモヤモヤしていることというのは、言葉にするのが難しく、どうやって整理していったらいいのかという道筋が掴みづらいのです。

思考の整理のポイントとしては、「思考を情報化していくこと」。つまり、読めるように言語化することが大切だと言います。

思考を言語化するというのは、「ゼロ秒思考」という本に関連していますね。

頭の中で言葉にならないものを書き出すことで、自分が何を考えているのかとか、何をやりたいのかがわかってきます。また、無意識に考えていることを言葉にできれば、隠れた意図も掴むことができます。本にも書いてありましたが、「無意識の意識化」です。

とはいえ、最初から言語化するというのは難しいため、まずは相手の言うことをまとめる作業から始めるべきだそうです。相手が話していることに対して、「つまり〇〇であることを言いたいんだな」と解釈してみる。誰かと議論をしているのであれば、「つまり〜ということですか?」と聞いてみるのもありだそうです

質問をしまくることに抵抗のある人もいると思います。ただ、理解を深めるためには正当な質問は大切のため、恐れずにすべきだそうです。僕も質問は苦手ですが、お互いが誤解をしないように議論していけたらいいなと思います。

4.まとめ

ここまで書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

何のために整理するのか?

という目的を持つことが大切で、上記の3ステップを順に踏んでいくべきだということでした。

本書で、以下の言葉がとても印象に残りました。

問題解決のための手がかりは必ず、対象のなかにある

つまり、解決のためヒントというのはどこかにあるんだということです。それを見つけるために、整理をして本質を見抜くということが大切になってきます。何が大切な事なのかという優先順位をつけ、どういう視点で取り組むかを決める。そして、隠れた意図を汲み取るために思考を言語化することで、目的のヒントを得られるということですね。

あるべき姿を目指して整理する

という前提が、何より大切なことで、それに向かって取り組んでいくことが必要です。

僕自身も、今回この本を読んで物事や思考の整理が上手くできていないことを実感したので、本書の内容を参考に、少しずつ改善していけたらいいなと思いました。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。