「そろばん」を語るー2

#42

今回は前々回(6/14)に引き続き、「そろばん」について書いていきたいと思います。今回は、暗算をしているときのことや、大会のことなどについて、実体験を交えて書いていこうと思います。

前々回の記事はこちら

何が書かれているか?〜目次〜

1.暗算の心得

 1-1.難しい問題を解く理由

 1-2.スピードに拘る理由

 1-3.頭を動かす理由

2.大会について

 2-1.ある程度は桁数重視

 2-2.最終的にはスピードが命

3.最後に

 

1.暗算の心得

最近、少しずつですが暗算の練習を再開しました。問題は、自分でエクセルで自作したものを使っています。

 

 

 

定期的に練習しないとスピードが落ち、勘が鈍ってしまうため、継続することが上達への前提条件です。研究の合間とか、気分転換をするときによく練習しています。

暗算することの何が楽しいのか?順番に書いていきたいと思います。

1-1.難しい問題を解こうとする理由

単純に言うなら、「できるようになりたい」と思うからです笑。暗算が上達してくると、もっと上のレベルを目指したいと思いますね。もっと難しい問題ができるようになれば、今までの問題も簡単に感じられます。

僕の塾では、7桁×6桁を暗算で計算してしまう生徒がいるそうです…!なんかもう、すごいとしか言えず、圧倒されますね笑(自分よりも実力は全然上です…)。

先生の指導の仕方も上達に影響しますが、やはり「生徒自身が暗算にものすごく情熱を注いでいるかどうか」が一番大きいと思います。

そして、「もっと大きな桁でも暗算でできるようになりたい!」という気持ちがあるからこそ、上のレベルへとステップアップしていくのだと思います。そして、たとえ「できる」という自信に根拠はなくても、その気持ちだけで上達できるはずです。

スポーツで、自分の技術を磨きたいことと一緒です。自分を追い込んで、難しい技に挑戦しようとしますよね。上達したいという気持ちは、そろばんもスポーツも一緒です。

普通の人から見たら、たくさん数字が出てきて、「こんな問題やりたくないな…」と思わず考えてしまうかもしれません。しかし、暗算が好きな人は、そういう問題ほどできるようになりたいと思い、挑戦し続けます。その気持ちを継続することは簡単ではなく、一部の、本当に才能のある人に限られます。

難しい問題であっても諦めずに努力する姿勢は、本当に尊敬に値しますし、社会に出てからもそのような姿勢は重宝されると思っています。

1-2.スピードに拘る理由

これも1-1と似たような感じで、「暗算をスムーズに、テンポ良くできるようになりたい」という思いが強いのです。そして、速く計算できることには「快感」がありますね。

うまくその快感を伝えるのが難しいので、たとえ話をしたいと思います。

流れる川を想像してください。上流から下流に向かって水は流れていきますが、川が凸凹していたり、ゴミなどが落ちていたりすると、水はスムーズに流れることができません。

暗算をする際、上級者の人は、問題の答えを書きながら、次の問題を計算します。その方が計算時間を短縮できるからです。

問題そのものを速く解くことももちろんですが、「答えを書きながら次の問題をスムーズに計算する」というのは結構重要ですね。ただ、2つの異なる作業を同時にやるので、ある程度経験を積まないとうまくできません。(書いている数字を見ずに視線は次の問題へと向け、数字とにらめっこするのです笑)
 
「暗算そのもの」と「次の問題への移り変わり」という2つの動作をスムーズにできると、ものすごく暗算が楽になる気がします。うまく計算できなくて詰まったりすると(=川が曲がっていたりゴミが溜まっていることに対応!)、気分はよくありませんね。練習に対するモチベーションも上がりにくいです…。

川がスムーズに流れるように暗算がスムーズにできるようになると、スピードは上がり、上のレベルを目指せるようになる。このようなことが、暗算の練習をしているときのやりがいに繋がっていると考えています。

答えを書きながら次の問題を解くというのは、陸上のリレーにも似ているなと思います。相手がバトンを渡してくる前に走り出すわけですから、上手い連携が必要になりますよね。

僕自身は、最近から練習を再開したので、今は川を整備している段階です笑。ゴミを減らし、川の流れがスムーズになるように、暗算のスピードを、かつての全盛期の頃と同じくらいに戻したいと思っています。

(1-11-2の内容はこの後の2-12-2の内容にも深く関わってきます。)

1-3.頭を動かす理由

計算をしているとき(特に時間を測っているとき)は、頭や体を一定のリズムで動かしている人が多いです。そのため、遠くから練習している人たちを見渡すと、まるで一つの生き物のように動いていて面白いです笑。また、指を一定のリズムで動かす人もいます。

これは、自分の中でリズムを整えているのです。人それぞれ、問題を解くときの時間というのが練習するにつれて決まってきます。うまく次の問題に進めるように、ある一定の、自分なりのリズムを取ることで、テンポ良く解くことができます。これも、問題を速く解くための良い行動になっているのです。

2.大会について

ここでは、そろばんの大会について書いていきたいと思います。

2-1.ある程度は桁数重視

そろばんの大会の問題というのは、簡単すぎたら差がつきません(みんなが満点を取ったら大変ですし…)。そのため、ある程度差が出るような難しい問題が(レベルの高い全国大会などでは)出されています。

とはいっても、出される問題の難易度の上限というのはだいたい決まっていて、かけ算なら「6桁×5桁」、わり算なら「÷5桁=6桁」が出てくる問題としては一番難しいです。それよりも難しい問題はほとんど見かけません。

上に書いた問題までしか検定試験では出てこないということと、紙の大きさ的に難しい(問題の式が長すぎて答えの書くスペースが取れない)ということが主な理由ではないかと思います。あと、答えが長すぎると採点も大変ですからね…笑。

フラッシュ暗算も、試験や大会では3桁の問題しか出てきません。次の2-2で書くように、スピードが大事になってきます。

2-2.最終的にはスピードが命

大会などで優勝を決める際は、スピードが重要になってきます。早押しクイズのようにボタンを押したり、「ハイ!」と言ってスピードを競うのです。もちろん正解数が多い人が優勝ですが、正当数が同じ場合は速い人が優勝になります。

速く解いて周りに差をつけつつ、問題もしっかり正解を導き出す力。そして、本番に冷静に取り組める精神力が必要になるため、集中力とメンタルが相当鍛えられますね(僕はプレッシャーに弱いためかなり苦手です…)。

フラッシュ暗算も、桁数ではなく数字の出てくるスピードが速くなります。今ギネスを持っている方が「3桁15口1.48秒」たそうで、つまり1秒間に3桁の数字が10個以上出てきていることになります。それを瞬時に足せるようになるには相当な練習が必要ですね…。

フラッシュ暗算に関する詳しいことは、次回書きたいと思います。

大会で良い結果を収めるためには、難しい問題を正確に、速く解かなければなりません。それを目指して日々練習を重ねています。そう考えると、1-11-2の行動というのは至極当然なものだなと思いました。

3.最後に

以前も書いたように、そろばんや暗算は、僕にとって「天趣味」です。

そろばんは生きている限りできる趣味なので、これからも少しずつ、自分なりに上達していければいいなと思います。

次回の投稿では、フラッシュ暗算のやり方や特徴について書きたいと思います。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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