「そろばん」を語るー1

#40 

今回から新しいシリーズの記事について書いていこうと思います。テーマは「そろばん」です…!

今や過去の計算道具となってしまったそろばんですが、今でも多くの方がそろばんを学習しており、色んな規模の大会がたくさん開かれています。

僕の話をしますと、そろばんを習い始めたのは小学1年生の5月からで、小学6年生の1月からは横浜にある教室に通っていました。

数字好きという変わった性格だったからこそ、そろばんを始めたわけですが、小さい頃からどっぷりとそろばんにはまり、中学の頃には全国大会で何度か入賞することができました(とはいえ周りのレベルはかなり高く、太刀打ちできませんでしたが…笑)。

今も、時間の空いたときに自作のプリントで練習したりしています。せっかく始めたわけですから、暗算の能力を衰えさせたくないのです。

そろばんと出会って17年。僕なりに思うそろばんの奥深さや気になる疑問などについて、書いていけたらいいなと思っています。

今回は、そろばんの練習の仕方や子供を通わせる上での注意点などについて、自分の経験を交えて書いていこうと思います。この記事を読んで、少しでもそろばんに興味を持っていただけたらうれしいです…!

また、そろばんに関するアンケートに答えていただき、ありがとうございました。少しずつ、このシリーズで投稿していけたらと思います(投稿の関係上すべては書けないおそれもあります。予めご了承ください。)

アンケートはこちらから記入できます。回答してくださると嬉しいです…!

何が書かれているか?

1.そろばんってどんなもの?

 1-1.そろばんと暗算

 1-2.暗算能力のポテンシャルと特徴

2.子供に通わせるべき?

 2-1.無理して通わせるべきではない

 2-2.子供と話をしてみる

3.最後に

 

1.そろばんってどんなもの?

ここではざっくりと、そろばんがどういうもので、どうやって練習するかについて書いていきます。

(起源や歴史については触れません。興味を持った方は、調べてみてください。)

1-1.そろばんと暗算

まず、そろばんは計算をするために使う道具です。最近はあまり見られませんが、昔はそろばんを使うことが普通だったそうですね。

そろばんができることとしては、たし算、ひき算、かけ算、わり算の四則演算の他に、開平と開立といった開法計算も実はできます。

開平とは、正の平方根を求める計算のことです。例えば、「9409」という数があったら、「97」という答えを出します(97×97=9409になるため)。

開立とは、正の3乗根を求める計算のことです。例えば、「1728」という数があったら、「12」という答えを出します(12×12×12=1728になるため)。

こういった計算をする方法もあるんですね。とても優れものだなーと思います。

★ポイント

+ − × ÷ √ の計算がそろばんではできる!

そして、そろばんを使わずに計算することが「暗算」と言われます。

暗算のやり方は、よく言われるのが「頭の中でそろばんをイメージする」ということ。ただ、明確な形でそろばんをイメージするわけではありません。

つまり、イメージするそろばんの珠の形が六角形とは限りません。丸とか四角の人もいると思います。僕は平べったい四角形のようなものですね。

また、1玉と5玉の間にある柵のようなものも僕は出てきません。そのため、1玉と5玉を区別する明確なものはないのですが、玉の微妙な高さで判別している感じですね。

イメージの仕方は人それぞれで、説明するのも難しいですが、僕のイメージの仕方を簡単に図にしてみました。例として、62849という数字を頭の中でイメージしている様子です。

実際はもっとぼんやりとしています。色も特にないですし、ちゃんとした形すらよくわかりませんが、上の写真のようなイメージを他の方も同じようにしているはずです。この形が計算の度に音も立てずに動き、計算をしていきます。

この、「そろばんの珠をイメージする」というのは、子供の頃から訓練しておかないとなかなかできないと言われています。また、イメージすることで右脳が鍛えられると言われています。そのため、なるべく小さいうちから通わせる親が多いのです。

1-2.暗算能力のポテンシャルと特徴

1-1でも書いたように、暗算を行うには頭の中でそろばんの珠をイメージをする必要があります。最初は少ない桁からイメージし、徐々に大きな桁に挑戦していきます。トップクラスの方であれば、6桁×5桁の問題の答え(10桁か11桁くらい)を頭の中で計算し、容易に答えることができます(ちなみに僕はできないため、違う方法で計算しています…)。

イメージする力というのは、個人差があると思います。ただ言えることは、できるようになるまでひたすら繰り返すことが大切です。諦めないで練習できるかどうかが、暗算の能力を決めると思います。

イメージできる量には上限が定まっていません。そのため、練習をすればいくらでも大きい桁を計算できます。頭の中で20桁ほどの数をイメージできる人も中にはいます。こういったことを知ると、人間には無限の可能性があるなーと思いますね。

2.子供に通わせるべき?

ここでは、「子供にそろばんを習わせるべきか」、「向き不向きがあるのか」について、自分なりの考えを書いていきたいと思います。

2-1.無理して通わせるべきではない

上にも書いたように、暗算の訓練をすることで右脳が鍛えられ、記憶力も上がります。また、問題を一生懸命解くための集中力や精神力も鍛えられますね。そろばんを学ぶことのメリットは大きいため、子供に通わせようとする親は結構多いように思います。実際、僕の通っていた塾では、将来的に中学受験をさせる子供がたくさんいましたね。

ただ、そろばん塾に通うのを決めたのが親である場合がほとんどかもしれません。何とかして上達してもらいたいと思うはずですが、肝心の「子供が楽しんでいるかどうか…?」というのを見落としてしまう親も中にはいらっしゃいます。

指導の手伝いを通して色んな子供を見てきましたが、明らかに嫌々練習している子もいましたね…。楽しくないと、がんばろうとは思えませんよね。そういった場合、集中力は続かないし、上達も難しいのではないでしょうか…?

嫌々練習しているくらいであれば、他のことをやるべきです。無理してそろばんを学習する必要はないと思います。

2-2.子供と話をしてみる

そろばんを習わせるのに向き不向きはあるか?」という質問をいただきました。

正直、習ってみないとわかりません。ポイントは、その子が「そろばんの練習をしているときに楽しいと思えているかどうか」です。

先程も書いたように、嫌々練習していては上達しません。「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、そろばんをやっていて楽しければ、続けさせるべきだと思います。

家で子供と習い事の話をしてみる」というのは一つの方法ではないでしょうか?もし「楽しくない」という答えが返ってきたら…。対応方法は様々ですが、僕だったら「もう少し続けてみて、それでも嫌だったらやめてもいいよ」と言いますね。

「つまらないからすぐやめる」というのは悪いことではないです。ただ、それは熱心に取り組んだ上での決断に限ります。頑張ってもいないのにやめてしまうのは何だか勿体無いような気がします(もちろん、時と場合によりますが…)。

習わせるか否かについては判断が難しいですが、子供と日々コミュニケーションを取りながら聞いていくのがベストではないかと思います。

3.最後に

さて、ここまで「そろばんがどういうものか」についてや「子供に習わせるべきか」について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

向き不向きはあるものの、僕は「そろばんがとても魅力のある素晴らしいもの」だということを主張し続けたいです。

次回は、そろばんの暗算をやっているときのことや大会への臨み方などについて書いていこうと思います。

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。