「嫌われる勇気」を読むー7(終)

#37

今や本屋で見かけないことはない名著として、「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)がありますね。

この本は、僕の今まで読んできた本の中で、最も影響を受けた本の中の一つです。今でも時々読み返すことがあります。

ここまで6回にわたり「アドラー心理学」について、自分なりに書いてきました。今回は、今までの内容を振り返る「まとめ」という形で書いていきたいと思います。まだまだ理解できていない部分が多いため、拙い説明になるかと思いますが、予めご了承ください…。

第1回では、「世界はシンプルである」という話から始まっています。私たちは普段の生活の中で悩むことが多いけれど、見ている世界というのは自分の主観が混ざっています。これを、

景色(=周りの世界)をレンズ越しに(=自分の主観で)見るようなもの

と表現していましたね。自分の解釈次第で、人生が楽しくも苦しくもなるということですね。

また、ある人の行動を考える際、「原因論」ではなく「目的論」で考えます。「人の行動には必ず目的がある」という考え方です。過去の出来事が今の行動を決めている(=「原因論」の考え方)わけではありません。自分の考え方、行動次第で自分を変えていけるということでした。

第2回では、「すべての悩みは対人関係の悩みである」という、アドラー心理学の基本的なスタンスについて書きました。「悩んでいる内容には、誰かしらの存在が隠れている」という考え方ですね。

そして、誰かと比較をしたり競争したりすることは、自分の人生を不幸にしてしまいます。相手と全く同じ人間ではないですから、自分が相手より優れている点も、劣っている点もあります。そういった事実をしっかり受け入れる必要があります。

自分と他人を比較するのではなく、
今の自分と理想の自分を比較する

そういった考えにおいては、劣等感を持つことは悪くないのです。

第3回では、対人関係で上手くやっていくための基本的な考え方である「課題の分離」という考え方について書きました。

他者の課題に介入せず、自分の課題には介入させない

という考え方を身につけることが大切でしたね。

また、アドラー心理学では承認要求を否定しています。何か良いこと、名誉あることを成し遂げたとしても、他人が評価をしてくれるかどうかはわかりません。評価をするかしないかは他人の課題であって、自分の課題ではないのです。

たとえ相手に認められなくても、自分で評価をし、前に進んでいくことが大切です。承認要求には終わりがないため、たとえ認められたとしても、また誰かの評価を求めようとしてしまいます…。課題の分離という考え方が大事になってくるのです。

そして、アドラー心理学では、

自由とは、他者から嫌われることである

という考え方があります。周りに認められよう、褒められようとして行動すると、それは他者の人生を生きることになります。上に書いたように、承認要求はすべきではないのです。

他者からの評価に気にせず、他者に流されずに、自分の意志で行動できることが「自由」であるといいます。「嫌われようとする」のではなく、「嫌われることを恐れるな」ということでしたね。

第4回では、アドラー心理学の中でも最も重要な考え方の一つである「共同体感覚」について書きました。

我々の周りには、様々な共同体があります。細かいものを含めたら無数にあるでしょう。

大切なことは、「一つの共同体にこだわりすぎないこと」です。ある共同体では上手くいかないことがあるかもしれません。その際に他の共同体に居場所を見いだせるようにしていかないとやっていけないのです。

そして、叱ったり褒めたりすることを強く否定しています。どちらも相手を「操作」することになるからです。学校ではこういった賞罰教育が行われているため、いじめなどの深刻な問題が起きているのです…。

第5回では、「叱る」と「褒める」ことに対する問題点について説明し、それに変わるものである「勇気づけ」について書きました。

上に書いたように、「叱る」ことも「褒める」ことも、相手を「操作」したり「評価」したりしているのです。この2つを使ってしまうと、本当の良い関係を築くことはできません。

「勇気づけ」では、相手を評価するのではなく、自分の気持ちを素直に伝えます。「ありがとう」や「助かった」などがありますね。相手を評価しようとすると、上から目線で相手と接してしまうため、関係がギクシャクしやすくなってしまうのです…。

上下の関係として接する「縦の関係」ではなく、対等な立場で接する「横の関係」を築いていく

相手が誰であれ、この考え方で接していくことが求められると思いました。

そして第6回では、共同体感覚を身につけるために必要な3つの要素、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」について書きました。

今のありのままの自分を受け入れ、前に進んでいき(自己受容)、良い関係を築いていきたい人に対しては無条件に信じる(他者信頼)。そして、他人の役に立てたとき(他者貢献)、「自分には価値がある」と思えるのです。

以上のことを6回に分けて書いてきましたが、すべての内容が密接に関わっており、切り離すことができません。すべての考え方が大切であり、どれか一つ欠けてしまうと、対人関係に何らかの問題が起こってしまう可能性があります。

そして、日頃の生活の中で悩んでいること、ムカムカしていることがあったら、アドラー心理学の内容を思い出すべきです。理解するためには、自分の実際の行動と向き合っていくことが大切だからです。

最後に、僕が部活動に所属していたころの話を書いて終わりにしたいと思います。色々と振り返ってみて、「もっと早めにアドラー心理学に出会っていたらな…」と今では思います。とはいえ過ぎた話なので、今を悔いなく行動するよう心がけています。

今年の3月から、3ヶ月にわたりアドラーに関する記事を書いてきました。また気が向いたら関連する内容を書いていきたいと思っています。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました…!

 

 

大学に入って、初めて体育会卓球部に入りました。周りは経験者ばかりで、自分は練習についていくのが大変でした。

ハンディキャップを抱えていた当時、周りからの指導や支援が必要でした。先輩方にお世話になりつつも、心の中で「初心者なのだから指導してくれるのが当然だろう」という考えが芽生えてしまっていました。

コミュニケーションが上手く取れず、周りには迷惑ばかりかけてしまっていた。しかし周りから何かを「与えられる」ことばかりを考えてしまっていた。自分ができることを全く考えず、自分中心でしか物事を考えられていなかった。

自分に自信が持てず、相手の悪いところを探していた時もありました。そんなことをしても自分には何も利益がないのに…それをわかっていたのにそうしていたのです。自分の部活での立ち位置がどうあるべきかわからず、色々と迷ってしまっていた。

当然、こんな気持ちでは部員の人と上手くやっていけるはずがありません。特に部活の同期には迷惑をたくさんかけてしまったし、自分のことを嫌に思っている人がいるかもしれません。そう言えるほどの愚かな行為をしてしまっていたということを、引退してからやっと気づくことができました。

部活の人には、謝っても謝り切れないです。「僕のことを許さない」という人がいても、それは仕方がありません。今できることを、地道にやっていくしかないと思っています。

今は、部活での教訓を活かそうとしています。相手をありのままに受け入れ、偏見を持たずに接していく。自分には何ができるかを考え、行動していく。簡単なことから、自分の悪いところを直していきたいと思っています。

引退してから部員の人と会う度に、思うことがあります。それは、「自分は周りの人たちに支えられていたんだ」ということです。

こんな自分と関わってくれた部員たちには、感謝しかないです。部活をやっていたからこそ、今の自分がいる。部活をやっていたからこそ、生きていく上での大切なことを学ぶことができました。

これからも、部活のためにできることはやっていきたいし、人との出会いを大切にしたい。今は、素直にそう思えます。

「自分」を仕事にする生き方ー1

#36

今回は、赤が目立つこの本について書きたいと思います笑。

「自分」を仕事にする生き方

自分の周りには、会社が嫌でやめたいと思っている人がいます。そういう状態だと、たとえ無理して働いたとしても「いったい何のために生きているんだろう?」と思ってしまいそうですよね…。自分の好きな、せめて自分に合う仕事をしたいものです。

自分の良さを活かし、プロデュースする」というのは簡単なことではないかもしれませんが、ちょっとしたことでも出来ることはたくさんあると思います。

この本の著者である、はあちゅうさんの本はとてもわかりやすいですし、実践しやすい内容ばかりが書かれていると思いました。

今回はこの本について印象に残った点などを、自分の経験談を交えて書いていこうと思います。長くなってしまうため、今回は2回に分けて書きたいと思います。

特に、就活をしている方や働いていて不満がある方には読んでいただきたいですね…!何かしらのヒントが得られると思います。

この記事を読んで、少しでもこの本を読んでくれる方が増えたら嬉しいです!

どんなことが書かれているか?

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1.我慢はせず、欲望を発散

2.仕事をいかに楽しむか

3.自分を仕事にするために

4.決断を速くし、ノリよく行動

5.まとめ

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1.我慢はせず、欲望を発散

社会に出て働く場合、自分にとって好きな仕事をしたいものですよね。嫌々やらされたとしても生産性は上がらないですし、どんどんストレスが溜まっていってしまいます…。

そのためにも、「自分の好きなことは何なのか」をしっかり考えることが大事になってきます。好きなことであれば、時間を忘れて夢中になれます。それがもし社会に役立つのであれば、立派な「天職」と言えますよね。

自分の好きなことを見つけることは簡単ではないかもしれません。僕自身も、将来どういう仕事をしたいのかが全くわかっていません…。

好きなことを仕事にし、人生をフルに利用するためには、「自分の出来ること、好きなことを正しく理解して発信すること」です。そしてそのためには、物事に我慢せず、欲望を発散すべきだと言います。

本の中で、こんなことが書かれていました。それは、「毎日電車で友達と会話するよりも、その時間に一人で本を読むほうが好きだった」という筆者のエピソードです。この気持ち、僕はとても共感できます。

僕は周りの人とあまり会話が合わなかったため、気を遣ってしまうことが多かったです…。そういう状況よりは、自分一人の時間を大切にしたいと思っていました笑。

この、「自分の時間を大切にする」というのは大事なことだと思いますね。周りに合わせすぎるのではなく、自分なりに好きなことを貫いていく。我慢をしないことで、自分自身としっかり向き合うことができ、それにより自分のことが徐々にわかってくるはずです。

すぐに好きなことが見つからなかったとしても、きっと好きなことはあるはずです。自分では気がついていない場合もあります。自分を仕事にするためには、「まずは自分を知ること」。そこからだなと思いました。

2.仕事をいかに楽しむか

この本で「仕事」のことを次のように説明しており、なるほどなーと思いました。

仕事とは、世界を自分にとって住みやすいものに変えるためのもの

「自分にとって、どういう世界が良いか?」を考え、それに向けて仕事をするというのは、ワクワクすると思います。そう思うためには、1にも書いた通り「自分の好きなことを知ること」が大切になってきますね。

理想としては、「生きるため」ではなく、「人生を楽しむため」に働きたいですよね。そして、それが社会貢献に繋がっていたらベストです。

以前の堀江さんの本にも書いてありましたが、

仕事は、いかに楽しむかを考えたもんがち」です。仕事をさせられているではなく、仕事をさせてもらっているという気持ちを持てるかどうか…。それによって働き方が大きく変わってきます。

先程社会貢献の話がありましたが、誰かを幸せにするために、自分を犠牲にしてはいけません。まずは自分の幸せのことを考え、それから周りに目を向けるべきなのです。

自分に余裕がないときは、周りをしっかり見ることができなくなります…。無理に相手に尽くそうとしたり、相手に合わようとしたりしても、自分が辛いだけですよね…。

まだ自分は仕事をしていませんが、自分が働く上での心構えを、自分なりにしっかりと持っておきたいと思います。そして、「働いていて楽しい」と思えるように行動していきたいです。

3.自分を仕事にするために

自分の好きなことを、好きなように発信する人を最近よく見かけるようになりました(YouTubeで動画を投稿したり、SNSでライブ配信をしたりと様々です)。僕は書くことが好きですから、自分の考えなどをブログを通して発信するようにしています。今はこのブログと以下のブログを書いています。

(このブログは毎日書いています!)

自分を仕事にしたい人がやるべきこととして、

好きなことをやる時間を増やす
好きなことのためのお金を経費にする

ということが書かれていました。

僕は、よく親に「自分の才能に投資すべきだ」と言われてきました。自分がやりたいこと、身につけたいことに惜しみなくお金を使う。それが、今後の人生のプラスになっていくという考え方です。

生きていくためには、自分のやっていることで売上を出し、お金にすることが求められますが、この本では、

お金にする=お金になるまで続けるということ

と書いてありました。何かを始めたとしても、最初は利益に繋がらないかもしれません。それでも収益が出始めるまで続けられるかどうか。お金にするというのは簡単なことではなく、地道な継続が必要なのです。

楽に稼ごうと考えてしまうと、結果がなかなか出ない場合にすぐに諦めてしまいます。そうではなく、結果が出るまで継続してやっていく。こういった努力というのは、当然自分が好きでないとやっていけないですよね。

お金も結果も必ず後からついてくる

この考え方を忘れずに行動できるかどうかが大切だと思いました。

4.決断を速くし、ノリよく行動

好きなことを仕事にし、前に進んでいくためには、決断を速くしないといけません。

いつまでも「どうしようどうしよう…」と悩んでいたところで、時間はあっという間に過ぎてしまい、せっかくのチャンスを失ってしまうかもしれません。

やりたいことがあれば、とりあえずまずやってみる。楽しいことであれば試しに挑戦することに、大きな価値があるはずです。

僕は、最近研究に追われていて忙しいものの、楽しい予定があれば楽しむようにしています。何気ない日常が続く中(PCとにらめっこする毎日です…)、仲の良い友達との「飲み」や「遊び」というのがあれば楽しみたいと思うのです。なかなかそういう機会がないので…。

そういった予定を入れることによって、当然勉強時間は削られてしまいます…。そのため、「楽しみな予定までは全力でやるべきことをやり通す」といったルールを自分で作り、がんばっていかないといけないです。

最低限のことをやっているのであれば、楽しいことがあるときに楽しむべきです。人生は楽しむべきですから、無理に楽しみを我慢するのは体によくありません。

無理のない範囲でノリ良く行動する、フットワークを軽くするというのは大切だなと思います。しっかりメリハリをつけ、自分の中でスイッチを切り替えられるように行動したいと思いました。

5.まとめ

ここまで、ざっくり書いてあったことについて、自分の考えを交えて書いてみました。

仕事=自分を幸せにするもの

という捉え方はとても新鮮で、そうなるように働いていけたらいいなーと思いました。

人生は一度きりのため、悔いのないように楽しんで生きていきたいと思っています。そのためにできることが何なのかという疑問が、この本を読んで少し解消されたなと思いました。

残りの章についての考察はまた後日書きたいと思います。

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

続きの記事はこちらです。

「嫌われる勇気」を読むー6

#35

今や本屋で見かけないことはない名著として、「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)がありますね。

この本は、僕の今まで読んできた本の中で、最も影響を受けた本の中の一つです。今でも時々読み返すことがあります。

今回は「嫌われる勇気」を読むの第6弾ということで、第五章に書かれている内容を元に学んだことや考えたことを書いていこうと思います。

前回までの記事をまだ読んでいない方はこちらを読んでからご覧ください。

どんなことが書かれているか?

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0.今回のテーマ

1.自己受容

2.他者信頼

3.他者貢献

4.まとめ

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0.今回のテーマ

前々回と前回で、共同体感覚と勇気づけについて簡単に書きました。共同体感覚というのは、なかなか理解するのが難しい内容と言われています。今すぐにわかろうと急ぐ必要はありません。徐々に理解していけばいいなと思っています。

対人関係の入口として「課題の分離」という考え方があり、ゴールとして「共同体感覚」があります。入口からゴールへ向かうために、つまり共同体感覚を身につけるために必要な3つの考え方について、今回は書いていこうと思います。その3つとは、

・自己受容
・他者信頼
・他者貢献

です。

1.自己受容

まず、今の自分というのを素直に受け入れることから始めないといけません。今の自分に不満を持ったり、他者と比較して自己嫌悪に陥ったりする方はいらっしゃるのではないでしょうか?

僕も気持ちの浮き沈みが激しいために、上記のような気持ちになることはあります。そうなると、何もかも悪い方向に考え始めてしまうのです…。

もちろん、今の自分から向上していく姿勢は大切ですが、今の自分もしっかり受け入れる必要があります。自己受容とは、ありのままの自分を受け入れ、前に進んでいくことなのです。

自己受容と自己肯定は違います。自己肯定は、根拠もなく自分に自信を持つことを言います。例えば、100点満点のテストで60点を取ったとき、「次は100点取れるから大丈夫!」と考えるのが自己肯定です。一方で自己受容というのは、「今は60点であることをしっかり受け入れて、これから100点に近づけるにはどうすべきか」を考えることなのです。

今の自分を受け入れることにおいて、承認要求する必要はありません。相手に自分のことを評価してもらう必要はなく、自分で自分を評価していくしかないのです。

承認要求をしたり、褒めてもらおうとすることは、他者の価値観・人生を生きることになります。そのような生き方はとても生きづらいです。また、自分が特別である必要はありません。今の普通の、ありのままの自分を受け入れることが大切なのです。それを踏まえた上で冷静に、「自分には何ができて、どういうことを伸ばしていくべきか」を考えていくべきです。

そして、身の回りの中で変えられるものと変えられないものを見分けていくことが求められます変えられないものはしっかり受け入れ、変えられるものは勇気を持って変えていく必要がありますね

自分自身に価値があると思えたときに、自分に自信を持ち、勇気を出して行動できます。そのためにも、自分を素直に受け入れることから始めるべきなのです。

2.他者信頼

他者と上手くやっていくためには、自分自身のことだけでなく、他者にも目を向ける必要があります。つまり、「自己の執着」から「他者の関心」に切り替えるべきなんですね。その時に、他者信頼という考え方が大切になってきます。

他者信頼とは、言葉の通り「他者を信頼すること」。もっと言えば、「他者を”無条件”に信じること」ですね。

誰かに何か良いことをしたとしても、もしかしたら裏切られるかもしれない。」そんなことを考えたことがある方は意外と多いのではないでしょうか…?

しかし、それを考えてはいけないというのがアドラー心理学の考え方です。「課題の分離」という考え方で、裏切るか裏切らないかは他者の課題であって、自分の課題ではないのです。

裏切られることは悲しいことで、できれば起こってほしくないことですが、誰かと良い関係を築きたいのであれば、相手を無条件に信じないといけないのです。その上で、相手の動きに気にしすぎることなく、「自分がどうするか」だけを考える必要があります。

疑いの目で相手を見たとしても、良い関係は築けまけん。自分を疑ってくる人と関わりたいとは思えないですよね…。相手をありのままに見て、良い関係を築いていくことが求められます(これが尊敬するという姿勢に繋がっていきます)。

他者信頼というのは、誰かと横の関係を築くための手段であると言われています。上にも書いたとおり、上から目線で相手を見るのではなく、ありのままに見るというもので、仲良くしたい相手に使うものですね。

信頼する、つまり無条件に信じることを恐れてしまうと、誰とも良い関係は築けません。

もし、裏切られるなどの悲しいことがあった場合は、思いっきり悲しめばいいのです。痛みや悲しみを避けようとするあまり、身動きがとれず、相手と良い関係を築けなくなってしまうといいます。

無条件に相手を信じる

簡単なことではありませんが、実践すべきだと考えています。

3.他者貢献

1と2で書いた「自己受容」と「他者信頼」をすることで、「相手は仲間である」と考えることができます。仲間であれば、自分の共同体に居場所を見いだすことができ、「ここにいてもいいんだ」と思えますよね。

そして、仲間が周りにいるからこそ、周りの役に立ちたいと考え、行動すべきなのです。もちろん、自分のできる範囲のことで大丈夫です。それが他者貢献ですね。

自分を犠牲にしてまで、相手の役に立とうとする必要はありません。その姿勢で相手を助けようとしても、うまくいかないことが多いですし、自分自身にストレスが溜まってしまいます。

できる範囲のことをやり、「誰かの役に立っている」と思えたとき、自分の価値を実感しますよね他者貢献というのは、自己犠牲することではなく、自分自身の価値を実感するためになされるものなのです。

以上で書いた3つの考え方は、円環構造になっています。つまり、

自分を受け入れる→他者を信頼する→他者の役に立つ→自分を受け入れる→…

と続いていきます。自分のことをしっかり受け入れられるからこそ、相手のこともありのままに見て、信頼することができる。そういった仲間に対しては、自分の出来ることをやろうと思えるし、それを実行することで自分に価値があると感じることができ、自分を受け入れることに繋がる…その繰り返しになっているのです。

どれ一つを欠いてもいけないため、これらの3つはしっかり理解する必要があると思いました。

4.まとめ

ここまで、共同体感覚を身につけるためにすべきこととして、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」について説明しましたが、いかがだったでしょうか?

アドラー心理学では、幸福を以下のように説明しています。

幸福とは、貢献感である。

つまり、誰かの役に立てるからこそ、私たちは幸福を感じることができるのです。

そして前回にも書いたとおり、行動ベースではなく存在ベースで相手を見ることが大切です。どんな人であれ、「価値のない人間なんていない」のです。この考え方を忘れてはいけませんね…!

「今、ここ」にスポットライトを当てる

という言葉が本に書かれていました。自分の立っている場所にしか灯りがともっていないため、自分の前や後ろは真っ暗で見えません。ここでいう前や後ろというのは、自分にとっての過去や未来のことを指しています。

しかし、過去や未来のことをくよくよ考えていても仕方がなく、今を全力で生きる必要があるべきだとアドラー心理学では考えるのです。

暗くて周りは見えないけれど、自分のところだけ灯りが灯っていれば、周りからは自分のことが見えるはずです。そんなときに、自分には何ができるのか、何の役に立てるのかを考え、行動する。その姿勢を周りの人は見ているはずです。そして、自分を支持してくれる人が周りに集まってくれるはず…僕はそう信じています。

次回で「嫌われる勇気」シリーズは最後になります。最後は、今までの内容を簡単に振り返りつつ、追加で自分の考察などを書いていこうと思っているので、読んでいただけれると嬉しいです。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

次の記事はこちら。

読書論

#34 

僕には色々な趣味がありますが、その中には「読書」があります。

読んだ本を読み返すこともありますが、月に少なくとも2冊くらいは新しい本を読んでいる気がします。基本は電車での移動中に読むことが多く、夢中になると時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

今まで読んできた中でのおすすめ本は、以下のページで紹介しています。

僕自身は、大学を卒業するまでほとんど本を読んできませんでした。「途中でどうせ飽きるだろう」という先入観があったのです。しかし、「嫌われる勇気」という本を読んでからは、徐々に本を読むことに抵抗がなくなってきました。むしろ、本を通して学べることは多く、「もっと本を読みたい!」と素直に思うことができています!

大学生で読書をしている人は少ないということが、最近よく言われています。最近はソシャゲをはじめとするゲーム類にハマっている人が多いようですが、ゲームに多くの時間を費やしすぎるのもどうかと思ってしまいますね(適度にやることは良いとは思いますが)。

おそらく、本を読む「きっかけ」が周りにないのかもしれません。読書をするのが楽しいと思えることができれば、きっと本を読む人は増えると思います。

最近は電子書籍も増えているため、どちらを読んでも良いと思います。僕の場合は目が疲れやすいため、タブレットではあまり本を読んでいませんが…。

ということで今回は、僕が本を読んで良かったこと、メリットなどを書いていこうと思います。また、本の選び方についての自分なりの考えも簡単に書いていきます。この投稿を読んで、本を読んでみようと思ってくださる方がいたら幸いです。

何が書かれているか?

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1.本を読んで良かったこと

・語彙力が身につく

・多くの著名人に出会える

・考え方が変わる

2.本の読み方について

・好きなものを読むべき

・コツコツと読むべき

・学んだことはアウトプット

3.最後に

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1.本を読んで良かったこと

まずは、自分が本を読んできて良かったことを書いていきます。

・語彙力が身につく

やはり、語彙の知識は増えると思います。ただ、無理に覚える必要はありません。本を何冊も読んでいくうちに「この日本語はこういうときに使うんだな〜」程度で理解すれば良いと思います。それを理解してるだけで、本を読み進めるスピードは上がると思います。

とはいえ、人間が書いているものですから、間違った使い方もあるかもしれません…。それには注意が必要ですね。とにかく、いろんな文章に触れておくことは良い勉強になるはずです!

・多くの著名人に出会える

本を読んでいるときに楽しいと思えるのはどういう時かというと、目の前に著者がいなくても、あたかも著者の考えを間近で聞いているような感じがするときです。目の前で講演会を聞いているイメージと言ってもいいと思います。

いろんな場所に行って著名人の講演会に参加するというのは、時間的にもなかなか大変です。しかし本を読むことで、著者の大体の考えがわかります。それを知った上で講演会に行くのもありですね。理解がより深まると思います。

私達は普段、いろんな人とすれ違いますが、関わる人というのは限られてきます。特に有名人に会うということはなかなかないでしょう…。たとえ会えないとしても、本を通してその人の思いや考えを知ることができる。それはとても良いことだなと思っています。

・考え方が変わる

本というのは、他人が書いているものなので、自分と考えが違うことが多いです。もしかしたら、自分の考えに対して真っ向から否定してくる著者の本もあるかもしれません。

嫌な気持ちになって読む気がなくなった場合は無理しなくていいですが、自分と違う考えの人の本を読むことで、自分の視野を広げることができます。今まで間違いだと思っていたことが、「あ、こういう考え方があるのか…!」という発見をすることがあるのです。それにより、自分の考え方や行動を改善することができるのです。

自分は特に、堀江貴文さんの本を読んでとても刺激を受けました。堀江さんといえば、よくTwitterが炎上することで有名ですが、考え方はとても合理的で、正しいことを言っています。ただ、周りの人と比べて考え方が画期的なため、誤解をされやすいんですね。

そういった方の本を読むと、発見は多いです。上にも書いたとおり、自分の考え方を否定される場合もあるかもしれませんが、それよりも自分にはなかった新しい考え方を知ることによって、清々しく思えるはずです。

そういう体験をしてしまうと、いろんな人の本を読みたくなります。それを継続していくことで、自分のスタンス、考え方が徐々にはっきりしてきて、自信を持って生きていけると思いました。

2.本の読み方について

次に、本の読み方について、自分の考えを書いていこうと思います。

・好きなものを読むべき

「どういう本を読んだらいいの?」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、特に決まりはありません。自分が読みたいと思った本を読めばそれでいいと思います。

「この本を読んでみて」と他人から言われたとしても、それが自分にとって興味のある話題ではない場合もあります。そういう本を無理して読んでも長続きしませんし、頭に入りにくいのです。

一番大事なのは、自分が読みたいと思った本を自分で見つけること。それによって、能動的に読むことができ、楽しいと思えるようになると思います。

もし、読んでいて「つまらない」と感じ始めたら、途中で読むのをやめてしまっても良いと思います。嫌々読むのは良くないことなので。他に気になった本があれば、そちらに手を出していけばいいと思います(もしかしたら後になって「つまらない」本を読みたくなるかもしれないので、すぐに捨てるのはやめておきましょう…)。

・コツコツと読むべき

次に読むスピードですが、「この期間で読み終わらせろ!」という期間は特にありません。人によって忙しいと思いますし。無理して急いで読み進める必要はありません。

ただ、「コツコツと読むことは大切」だと思います。1日10ページ、5ページとかでも構いません。とにかく継続して読むことは大事だと思っています。

読む期間が空いてしまうと、前までに読んだ内容を忘れてしまいます。「あれ、何の事だっけ…?」となりながら読み進めるのは大変ですし、時間が余計にかかってしまいます。

もし期間が空いてしまって本の内容を忘れてしまったら、1ページ目から、あるいはそのセクションの最初から読むことをおすすめします。一度読んだページを読み返すのは面倒なことかもしれませんが、さぼらずに読んだほうが良いと思っています。

とはいっても、一度読んだページであれば思い出しながら読めるため、前よりもスラスラと読めるのではないでしょうか?良い復習になることはもちろん、スラスラと読めることは気分的にも良いのではないでしょうか?

本を読むリズムというのは、人それぞれです。一度に読むページ数やスピードは違うはずです。ただ、継続して読むことだけは大切だと思うので、たとえ忙しかったとしても、コツコツ読み続けるようにしていけたらいいなと思っています。

・学んだことはアウトプット

アウトプットというのはとても大切なことだと思っています。普通、勉強においてはインプットしかしません。しかし、本当にそれを理解しているかどうかはわかりません。

そのため、本を読んでの自分の考えを整理し、それを他人に話してみたり、ブログに書いてみたりすることは、自分の理解度を示す良い機会になると思っています。

スラスラと説明できたり、スラスラと感想や考えを書くことができていれば、ある程度理解していると考えても良いのではないでしょうか?それができない場合は、どこかモヤモヤしていてわからないところがあるということです。

僕もこのブログやもう一つのブログに色々と書評や自分の考えなどを書いていますが、自分が理解していない場合はスラスラと文章を作ることができません。その場合は本を見返したりして、「どこがわからないんだろう?」と確かめることもありますね。

何かの本で読みましたが、「インプットとアウトプットのバランスを良くすることが大切だ」と書いてありました。知識を頭にたくさん放り込んでも、頭がパンクしてしまいます。頭を整理するためにも、本の大切な内容をメモして、それをアウトプットすることは非常に意義のあるものだと思っています。

3.最後に

ここまで本を読んで良かったことや読み方について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

色々と大切な心がけはあるけれど、一番大切なのは、

好きな本を、好きな時に、好きなだけ読むこと

だと思います。本を読むことで、自分の知らない世界を知ることができます。それを知ることで、自分の生き方や考え方は変わってくるはずです。そういう体験ができることが、本を読むことの醍醐味ではないかと思っています。

最後にアウトプットの話をしましたが、本を読んだ感想などをブログなとで公開してくれたら嬉しいです。それを読むことで自分もとても勉強になるのです。

自分はこれからも、読みたいと思った本を読んでいこうと思っています。そして、気に入った本があれば、ここに記事として書いていく予定です。

この記事を読んで、一人でも多くの方が読書を始めてくれたら嬉しいです。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。