「先僕」を見て思ったことー3

#12 

視聴率が10.5%と、前回より3%も増加したドラマ「先に生まれただけの僕」、通称「先僕」。商社マンから私立高校の校長となった櫻井くん演じる鳴海涼介が、学校を立て直すために奮闘する学園ドラマです。

学園モノとはいうものの、先生同士のリアルな日常も描かれており、先生の大変ぶりがよくわかります。リアルな現場を表現しつつ、ユーモアもある、なかなか見応えのあるドラマだなと思います。

これまでも、このドラマを見て思ったことを書いてきました。読んでいない方は読んで頂けると幸いです。

第一話

第二話

さて、今回もツッコミどころ満載の内容でした。見ていて感じたことをいくつか書いていこうと思います。今回は珍しく2回に分けて書きます。思ったことが結構多かったので(笑)

アクティブラーニングはやるべきなのか

最近話題にもなっている「アクティブラーニング」。先生が一方通行で授業しないで、生徒が話し合いなどを通して理解を深める授業方式です。

僕も教職の一貫で他校に実習に行ったときに、アクティブラーニングは取り入れるべきかということについて話し合いがありました。

大学の授業を見てても思いますが、先生が話し続ける一方通行の授業は、生徒が退屈だし、面白くないし、眠くなりやすい。聞くという作業を長時間続けるというのは無理があります

生徒同士が話し合い、教え合うのは大切で、ただ先生の話を聞いているよりも理解は一段と深まります。わからない人はわかる人に教えてもらう。わかる人はわからない人に説明することで、より理解を深められる。アクティブラーニングをやることに効果はあります。

しかし、ある問題について話し合うとなると時間がかかり、授業の内容がなかなか進みません。ドラマでは、授業ができない校長が、一つの問題に30分をかけて話し合いをさせていましたが、それだと一コマで学べることはほんの少し。ただアクティブラーニングをやればいいというわけではないですよね。

話し合うことは大事だけれど、それに割く時間は短めにして、普通の板書での授業もうまく取り入れないといけないですね。授業にメリハリがあれば生徒は聞いてくれるはずです。こうやって書くのは簡単でも、実行は難しいですが…。僕も教育実習で苦労しました…。アクティブラーニングと普通の授業とのバランスが大事ですね。

どういうやり方が良い授業と言えるのか。人によって違うと思うので一概には言えませんが、先生としてはしっかり準備して、生徒がしっかり授業に参加できるような授業作りをしていかないといけないですよね。先生によって個性はあるので、その人なりの良い授業をやっていくことが大事なんだろうと思います。

テジタル万引きはやって欲しくない

今回のドラマでは、コンビニで漫画雑誌のページを写真で撮り、購入しないで帰るというシーンがありました。デジタル万引きと呼ばれるものですが、最近問題になっているそうです。

本そのものを盗んだわけではなく、ただ単に読みたいから写メってしまう。今のところ、デジタル万引きを取り締まる明確な法律はないそうです。しかし書店によっては「デジタル万引き禁止」を呼びかけているところもあり、やっている人がいないかチェックしているところもあるそうです。

雑誌を始め、本というのは作者が苦労して書き上げたものなので、それに応じた対価を払って私たちは読むべきですよね。自分の作品がすべて写メで撮られてネットに拡散したら…。売上は落ちてしまいます。

「ちょっと気になった1ページだけを写メりたい!」と思って写メる人はいるのではないでしょうか?問題が深刻化すると、デジタル万引きに関する法律もできるかもしれません。いずれにせよ、作者に敬意を払って読むべきなので、デジタル万引きはマナーとしてやって欲しくないことだなと思いました。

真柴先生の行動はすばらしい!

デジタル万引きをした生徒を注意し、再発防止を防ぐ必要がありますが、生徒をどうやって正すのか。やり方によってはさらに生徒の行動が悪化してしまいます。生徒指導というのは難しいなと思いますね。

そんな中、デジタル万引きをした生徒の担任である真柴先生(蒼井優さんが演じています)の対応はすばらしいなーと思いました。

生徒に、コンビニの防犯カメラにその生徒が写っていたことを伝え、デジタル万引きはいけないことをまず伝える。

「やってない」と生徒が答えたので、真柴先生はスマホを見せるように言う。写真が写っていなければ謝るということで、生徒が写真のフォルダを見せるまで、先生は後ろを向いて待っていました。

予想通り、生徒はその間に写真に残っていた雑誌の漫画の写真を削除してしまいます。先生が後ろを向いているので気づかずにできますからね。

これでは生徒がデジタル万引きをしたことの証拠がなくなってしまい、注意ができなくなってしまいますよね。しかし、真柴先生は写真フォルダにデータが残っていないのを確認すると、「私の勘違いでした」と言って謝り、生徒に頭を下げたのです。その後再度デジタル万引きは犯罪だから、誤解されないように気をつけるよう指導しました。

この一連の行動はなかなかできないことだなと思いました。先生というのは生徒を指導している立場なので、プライドというものは誰しも持っているだろうと思います。生徒に頭を下げることはとても恥ずかしいこと。しかしそれを普通に実践した真柴先生のすごさに、驚きましたね。

普通、間違っていることを正すためには、生徒に間違ったことをしてしまったということをしっかり認めさせ、反省させようとします。悪い行為に対しては叱り、場合によっては罰を与える。それによって反省を促そうとする行動は学校でよく見かけます。しかし、ただ罰を与えればそれで解決するのでしょうか?

罰を与えても、その間なら生徒は先生に従います。それは早く罰や説教が早く終わるようにするためです。終わってしまえば先生に対しての不満もより溜まるだろうし、より悪い行動に発展してしまうかもしれません。

真柴先生は、生徒の言動を受け止めつつ、正しい行動をしてもらうために、しっかりと生徒に向き合っていた。これこそ、怒りや罰という凶器を使わないで相手を良い方向に導く正しい指導方法だと思います。

生徒思いの先生がドラマではあまり出てきていなかったので、ただただ真柴先生の行動に感心してしまいました(笑)。怒りを生徒指導に使う必要がないことに改めて気づかされました。

これ以外にも今回のドラマでは考えされる内容がたくさんありました。次のブログでその続きを書きたいと思います。

続き↓

読んでいただきありがとうございました。

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